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2010-01.02 Sat現代パラレル小説/3[キャシャーンSins]

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『まっ遠慮せずあがれよ』
『・・・・・・おじゃまします・・・』



手探りで壁にあるスイッチを押し、靴を脱ぎ、
アコーズは先程キャシャーンと名乗った少年を促すように部屋に入っていった。
1Kの古びたアパートの一室は、綺麗というわけではないが、
それなりに整頓されているようだった。(そもそも物が少ないのもある)


『ふーさみぃ~、何か、飲むか?まあ今お湯しかねえけどな』
『大丈夫だ・・・』



アコーズは畳んであった布団をクッション代わりにして横になった。
唯一の居室は、1人で住む分には差し支えないが、
大の大人が2人横になるといっぱいいっぱいになる程度には狭かった。
アコーズは、この少年、キャシャーンが小柄で良かったと思った。

というのも


『・・・アコーズ・・・。その、本当にここに住んでいいのか?』
『構わねえよ。俺は大抵いつも半日位は仕事か外ぷらぷらしてるしな。ただしお前が仕事見つけて安定するまでだ。』
『・・・うん、ありがとう』


キャシャーンはそういって、まだ慣れていないのもあるんだろう、
小さく縮こまりながら辺りをきょろきょろと見回してみたり、
目の前の小さくて四角いテーブルをなんとなく触ってみたり、
大分古くなった畳の表面を指でなぞってみたりしている。

『・・・もうちょっとリラックスしろよ。別にとって食おうってわけじゃないんだしよ』
『あ、すまない・・・。・・・・・・、・・・畳・・・』
『?畳がどうかしたか』
『畳・・・、久しぶりだ・・・。横に、なっても良いか?』
『お前ほんと面白いな。良いぜ、好きにしろよ』
『ありがとう・・・』


キャシャーンは文字通りころんと横になり、
軽く身体をくの字に曲げたあと、アコーズの方に顔を向けた。


『・・・畳の匂い、好きなんだ・・・。なんだか、落ち着く』
『そうかあ?つーか匂いするか?大分古いぞこれ』


アコーズはキャシャーンのように畳に鼻を押付けながら、眉を八の字にしながら言った。


『まだ微かに・・・香ってる・・・。あとは殆どアコーズの匂いだ』
『ぶっ! やめろよお前そういうこっぱずかい事言うの・・・』
『・・・?』


キャシャーンは蒼い目をちらりと向けたが、またすぐ視線を下に向けた。
アコーズはそんなキャシャーンをテーブル越しに見て、ほんと睫毛長ぇなあ、と何となく思った。




暫く2人はテーブルを挟んで 相手に聴こえる位の声で会話した。
アコーズは自分の事や仕事の愚痴、近所に住んでる犬はいつも吠えていてうるさいとか、
隣に住んでるお姉ちゃんはグラマーでそこそこ美人だ、とか、他愛も無い事を話した。
キャシャーンはあまり自分の事を話さなかったが、
アコーズの言う事に返事をしたり、相槌をうったりしていた。
その時にアコーズに、どうしていつも飴ばかり買っていたんだ?と聞かれたので、
何粒も入っているし、ずっと舐めているとお腹がすかないから、 と言ったら
思いっきり大爆笑されたので『どうして笑うんだ?』と不思議そうな顔で聞いたりした。




そんな穏やかな、まるでピロートークのような時間をゆっくりと過ごしながら 
二人はいつの間にか眠っていた。
1Kの古びたアパートの一室は、2人分の吐息が静かに流れていた。





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ずっと練ってた現代パラレルネタを 漫画でやるのは絶対しんどいなあ・・・
と思い ええいままよ!と慣れない小説もどきに手をだしてみまんた・・・
分かりにくかったり可笑しいとこあったらすいません 日本語の引出しが少ない・・・↑ω↑

とりあえずうちのサイトでは、アコーズさんは20代後半~30歳前後、キャシャーンは16,7歳位なので
このパラレルネタもそのくらいで進めて行こうかなーという感じです






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